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200612270144
CATEGORY[気まぐれな貴族シリーズ]

 

  三回戦。



 

三回戦(準々決勝)に進出したのは、7人。

 伯爵は、シードで準決勝進出。

 デニーロ() vs ロムス帝国将軍

   将軍の攻撃により、Dの鉈が破壊され戦闘不能で、将軍の準決勝進出。

 子爵 vs エクストラ(E)

   Eが子爵の気配を読みきれず、背後を取られ降伏。子爵の準決勝進出。

 

メイド長 vs ネクロマンサー

「三回戦第三試合、ポウンド公爵家メイド長ベル・シュレッド vs 死霊使い ファウスト6世。」

台上にはメイド長と、如何にもといった姿のファウスト6世。

メイド長を前にし、ファウスト6世は高らかに宣言した。

「ベル・シュレッド。この勝負、我輩の勝ちです。」

「?」

あまりな宣言に、メイド長は眉をしかめ首をかしげた。

「なぜならば、我輩の武器とは死霊たち。貴女の武器など、我輩の死霊たちを止めることもできないのです。」

ファウスト6世の指示のもと、死霊たちがメイド長を襲う。

その宣言どおりに、メイド長の隠し持っていた武器も火気類のそれも、死霊たちに一切効果が無い。

「 はははっ さっさと負けを認めるのだな、ベル・シュレッド!」

誰もがメイド長の負けを確信した。

けれど、当事者であるメイド長だけは、その口元に笑みを浮かべている。

「確かに、刃物も、銃器も効果が無いようですね。けれど、先程の予選で、私は良いものを手に入れたんですよ。」

「なっ? 負け惜しみを!!」

「ならば、その目に焼き付けなさい。」

メイド長は、台上に小さな真紅の水晶球を投げつけた。

予選のときに使った、あの水晶球だ。

水晶が耀き、九本の尾をもつ銀狐が現れた。

「灰燼残さず燃やし尽くしなさい、バルさん!!」

九尾の銀狐―メイド長命名・バルさんは、口から蒼い炎を吐き、ファウスト6世の操る死霊たちを焼き払った。

それにより、ファウスト6世も大火傷の重傷を負い戦闘不能。

メイド長の準決勝進出が決定した。

 

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